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3 雨のおらんだ坂
(解題) つばめ出版発行。 本編135ページ。 昭和36(1961)年6月頃に短編誌『怪談』の増刊として出版された。 明らかに柴田錬三郎の「眠狂四郎」シリーズに影響を受けた作品。 転びバテレンの子という汚れた生い立ちに苦しむ男の悲劇を描く。 もう少しページ数があったら、主人公の懊悩にもっと踏み込めたに違いない。
(あらすじ) 転びバテレンの子としての出生を呪う千四郎は、養父を惨殺し、恋人美保を死に追いやり、数多くの人々を暗殺して、無間地獄の暗黒の中で苦しむ日々を送っていた。 ある日、旅の船の中で、千四郎は、美しい琉球娘の奈美に出会う。 彼女はキリシタンで、密かに諸国を旅しながら布教活動を行なっていた。 美保の亡霊に会った奈美は、千四郎の心の闇に光を照らそうとするのだが・・・。
(補足/by風かをる)
カテゴリ『長篇大ロマン』、「雨のおらんだ坂」参照 |
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